JR西日本によると、JR木次線で臨時快速列車「あめつち」が12日午前、空転のため区間途中で運転を取りやめたことが分かった。
12日午前10時50分頃、JR木次線を走行していた観光列車「あめつち」の運転士から米子指令所に、日登駅ー下久野駅間の下りで「空転が発生し、速度が上がらない」などの連絡が入った。空転は、レール上で車輪が空回りすることで、線路に砂をまいて加速を試みたものの前進できなかったため運転を取りやめ、日登駅まで後退、乗車していた36人を駅で降ろし、バスに乗り換えてもらったとしている。雨によりレールが濡れていたことで、空転したと推測されている。
「あめつち」は、米子駅を午前8時17分に出発し、午前11時21分に奥出雲町の出雲横田駅に到着予定だった。
JRによるとこの影響で、あめつちの上下線と普通列車3本が運休し、あわせて約150人に影響が出たとしている。
島根県東部では、前線や湿った空気の影響で12日朝から雨が降っていて、所々で雨脚が強まっている。JRは13日明け方にかけて、山陰、広島、山口エリアで大雨と強風によって運転計画が変更される可能性があるとして注意を呼びかけている。
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