輸入した穀物を受け入れる港として高い競争力を持つ倉敷市の水島港で、新しいターミナルが完成し、5月12日、お披露目されました。

ばら積み貨物の拠点として2011年に国の「国際バルク戦略港湾」に選ばれた水島港。新しいターミナルは国と県、市が2017年から整備を進めていたもので、式典には関係者約170人が出席しました。

もともと水深が10メートルで、4万トン級の貨物船しか受け入れられなかった水島港。新しいターミナルを含めて水深12メートルまで掘り下げたことで、6万トン級の貨物船の受け入れが可能になりました。

(中国地方整備局宇野港湾事務所 笹岡実也所長)
「12メートルと深くなったので、その分たくさんの穀物が積めるようになり水島港で荷下ろしする量が増え、穀物の輸送コストが下がり、皆さんに安く穀物を届けることができる」

水島港では、トウモロコシ・ダイズの年間の輸入量は229万トンと、関東の鹿島港に次いで全国2位を誇ります。西日本における競争力をさらに高めるため、関連の強化事業は2029年度まで続けられ、総事業費は369億円を見込んでいます。

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