塩対応のイメージとは正反対、体をいたわる神対応の食堂。
JR有楽町駅前に設置された特設会場で、看板に書かれていたのは「お食事処 塩対応」。
愛想のない接客をされるわけではない。
医療系スタートアップが行う「塩対応食堂」では、減塩をテーマに、本来医師の処方が必要な「高血圧症の治療アプリ」を体験できる。
食事内容などの質問に答えていくだけで、普段の生活で摂取している塩分量が表示される。
適度な塩分を摂取するには、自分自身でコントロールするのが必要不可欠。
そこで、アプリの体験者には、減塩調味料などを使用した塩分控えめの「塩対応料理」を無料で提供。
それぞれの塩分は、1食当たり2グラム未満。
減塩料理のおいしさを広く伝えたいとしている。
参加者(50代)「日ごろ、塩分取り過ぎだなと自覚できたので良かった。スマホで手軽にできるのは良いと思う」
参加者(30代)「(アプリで)実際に治療していくときに、どういう内容をやるのかすごく気になった」
医師ともデータを共有でき、より効率的な診療につなげる「治療アプリ」は、アルコール依存や脂肪肝など、さまざまなタイプの開発が進んでいる。
治療アプリの市場規模は、2035年に約2850億円と予測される一方、認知率は22%と課題も抱えている。
CureApp・佐竹晃太社長(医師)「(アプリを一般人に)広告できる規制緩和がされた。認知を拡大させていく必要性があるので、こういったイベントを含めて、引き続き治療アプリの疾患啓発・普及に努めたいと考えている」
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