10日の日経平均株価は、前日のアメリカ株式市場が上昇した流れを引き継ぎ、287円高の3万8361円でよりつくと、一時上げ幅が660円を超える場面もありました。

 その後は伸び悩みましたが、終値は155円高の3万8229円と3日ぶりに反発しました。

三井住友DSアセットマネジメント 市川雅浩氏
「早々に利益確定売りが出て、上げ幅を縮小していったという動きを見ると、やっぱり多くの市場参加者は、アメリカの特にインフレの指標や、利下げのタイミングについての見方がなかなか定まっていないということが、ここから読み取れるかなと思います」

 今後の市場で注目されるのは、来週発表されるアメリカの消費者物価指数です。

市川氏
「予想を大幅に下回るインフレの落ち着きということであれば、3万9000円ぐらい一気に試すような流れになると思いますし。また利上げするんじゃないかという見方がもしも出てくれれば、逆に3万7000円の水準を目指して下がっていくことも考えられますので。要注意ですね、この指標は」

(「グッド!モーニング」2024年5月11日放送分より)

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