セガサミーホールディングスが、宮崎市のシーガイアを運営するフェニックスリゾートの全株式をアメリカの投資会社へ譲渡すると発表しました。

これは、10日に開かれたセガサミーホールディングスの決算説明会で発表されました。シーガイアを運営するフェニックスリゾートの株式は、2012年以降セガサミーが保有し、2期連続で営業利益の黒字化を達成するなど収益の回復に取り組んできました。フェニックスリゾートのさらなる成長のため、セガサミーは、全ての株式をアメリカの投資会社フォートレス・インベストメント・グループに譲渡します。

フォートレスは、ホテル・リゾート事業に豊富な経験があり、2011年以降国内176棟のホテルを取得し、近年はかんぽの宿や熱海の老舗ホテルなど地域に根差したホテル事業の経営にも参画しています。

セガサミーによりますと、今回の売却はフォートレス側から提案があったもので、フォートレスは投資意欲と従業員の雇用を守る意向を示しているということです。セガサミーホールディングスは決算説明会で「戦略的パートナーシップに基づき企業価値の向上、地元に理解していただく関係を維持したい」と説明しました。

セガサミーは、売却後もフォートレス・インベストメント・グループが新たに発行する種類株を取得して2割の議決権を保有し、フェニックスリゾートの企業価値向上を支援するということです。

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