情報通信技術ICTを活用した教育の充実を図ろうと岡山市は2024年度から全ての小・中学校で子供たちが体系的に学べる新しいソフトを導入し、5月9日、そのソフトを活用した授業が公開されました。
岡山市中区の平井小学校では9日、新しく導入されたソフト「ミライシード」を活用した授業が公開されました。
「好きな果物は何ですか?」
2年生の算数の授業です。ミライシードでは質問に対する全員の回答が一覧で表示されます。自分とクラスメイトの意見が比較でき、より良い考えや新しい表現方法を発見する効果が期待されています。
岡山市は国のGIGAスクール構想に基づき、2021年に市内全ての小・中学校で子供1人1台の情報端末を導入しています。2024年度はICTを活用した教育をさらに充実させようと事業費約1億7500万円をかけ「ミライシード」を導入し、子供たちが多くの授業で体系的に学べる仕組みを作っています。
6年生の算数の授業では、ミライシードには子供の理解度に応じた問題を自動的に出題する機能もあり、正解するごとにポイントがたまる仕組みで子供たちの意欲向上にも繋がっているといいます。
(子供たちは…)
「今110点たまっている。もっとためたいと思うからどんどん取り組める」
「線対象の対応する角を求める問題が多い。(Q:苦手?)苦手」
(岡山市教育研究研修センター 八木信英所長)
「まずは子供たちが主体的に学習課題に取り組む。その中で友達どうし考えを共有したり、考えを深めたりしながら思考力も深まっていくと思う」
市は教員へのサポートを行うICT支援員の機能を強化するなどして今後もICT教育の充実を図ることにしています。
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