てつたま。「てっちゃん野川のローカル魂」です。
先週から、SLやまぐち号運行再開のニュースをお伝えしていますが、実はその復活の瞬間を、我々チームてつたまがカメラに収めていました。
それでは…出発進行!
今回取材にお邪魔したのは、山口市にある下関総合車両所新山口支所です。
【野川&加藤キャスター】
「今日はなぜここに来たのかと言いますと、ちょうどあちらの方にですね、SL、D51でございますね。こちらにいるということでやってまいりました。D51、SLが出てくるとなれば、このコーナー、あの方を呼ばないわけにはいきません。どうぞ!」
「よし、来ました、山口まで。こんにちは。加藤です」
加藤キャスター、こう見えて実は、小さな時の夢は蒸気機関車の運転士というSL限定の鉄道ファン。
SLやまぐち号の運転再開に際しては、復活初便のチケット争奪戦に一緒に早朝から参加しました。
【野川&加藤キャスター】
「てつたまのロケ来るの初めてですけど、野川さんが胸躍るような列車の数々がある中で、この奥に、僕のテンションも上がるD51がいるということで。普段やっぱり、報道のニュースが多いので、ちょっとなんでしょう?バラエティ色のあるものって、すごく今日楽しみにしてきましたし、大丈夫ですか?おじさん2人で」
「では、出発進行。ポッポッポ」
お目当てのD51はSL専用の車庫、SL庫にいました。
【野川&加藤キャスター】
「加藤さん、どうぞ」
「いや、いいんですか?」
「どうぞ」
「ああ。すごい。ちょっとテレビ的には、まずはおしりからということなんですけど。D51」
「200号機ということでね」
「迫力というか何でしょう?存在感。すごいですね」
「興奮しますね」
「いやします。早くお顔が見たい」
この日は、翌日に控えたSLやまぐち号の運転再開に向けて、SLの心臓部、ボイラーへ火をともす、火入れが報道陣に公開されたんです。
蒸気機関車は石炭を燃やした熱で、水を沸騰させ、その時に発生した蒸気の力を利用して車輪を動かします。
石炭をくべながら、およそ4時間かけて、ボイラーの中の圧力を高めていきます。
【野川&加藤キャスター】
「じゃあ、今そこで火入れが行われて、当然、だから今何でしょう?このD51に命が再び点されたってことですよね」
「まさに!エモーショナルに言えば、そういうことですよね。命を吹き込む。で、あれ、鼓動ですよ。あれは」
「シューって言ってますね」
「D51の鼓動。どうですか?これはもうSLファンとして」
「感無量ですよ。だってこういう環境で見ることって普通ないですし、この一つ一つのパーツとかこの配管ですよね。管の部分もなんか本当に血管のような。これがひとつひとつ役割を持って動くんだなって思うとこう。ワクワクするというか」
「そこに石炭もありますよ。ちょっと行ってみましょうかね。ちょっとね、この辺りも独特のにおいがある中で」
「そう」
「石炭ですよ」
「これをエネルギーにして。あ!ちょっと待って待って待って。火が入ってるから」
「ちょっと明々と」
「凄い」
「反射してね黒いところ」
「いや、このD51がまさにこう、再び目をさましたいう感じがね。すごいあの赤い炎の反射から感じますよね」
「ちょっとー。『命を吹き込む』とか、『目を覚ました』とかすごい名台詞ですね」
「いやいやいや、恥ずかしいな。おじさん2人で何をはしゃいでるんだっていう」
「いや、はしゃぐでしょ」
「はしゃぎますよ」
「ここではしゃがなくて、いつはしゃぐの?」
そしていよいよ、D51のお顔を拝見します。
【野川&加藤キャスター】
「ご対面ということで。我々はここまで来てますけど、後ろ向いてませんよ」
「はい、じゃあ挟むような形で」
「挟むような形にしましょうか?行きましょう。行きますよ。せーの、はい」
「やっぱりカッコいいですね。この黒々としたお顔のところにあるこのD51の」
「はい」
「プレートがちょうど今、光が当たって、ちょっとキラっときらめくような」
「ちょっと神々しさすらね」
「うん」
「感じるような1115両。D51作られたということで。そのうちの200号機であるということですね」
「ちょうどだからキリのいい番号。そしてこれが!」
「ヘッドマーク。これやっぱり、この漆黒のボディによく合う黄色ですね」
「たまらないですね」
そしてこの翌日…
「いってらっしゃーい」
SLやまぐち号は復活を遂げ、245席満席で島根県の津和野駅へと出発しました。
沿線は歓迎の嵐、皆さん復活を待ちわびていたんですねえ。
こうして、SLやまぐち号は晴れて運行再開と相成りましたが…
【野川&加藤キャスター】
「お願いします。あっ!すごい。すごいですね、これ熱い!うわー」
おじさん2人のやまぐち号体験記はまだまだ終わりません!次週も続きます。
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