今回のゴールデンウィークでは多くの訪日客が各地を訪れましたが、外国人観光客に対して高めの価格を設定する店も出始めています。
全国各地が行楽客でにぎわったゴールデンウィーク。円安もあいまって外国人観光客も大勢訪れ、日本の味や文化を堪能していました。
そんななか、深刻化しているのが「オーバーツーリズム」。古都鎌倉では、押し寄せる観光客が地元住民の負担に。江ノ電はまるで通勤ラッシュのようです。
駅員
「もうちょっと詰めてもらえますか」
そんな混雑の緩和策として、鎌倉ではゴールデンウィーク中、「長谷寺」や「鎌倉大仏」など観光名所への移動に徒歩を勧める実証実験を行いました。
外国人観光客
「多くの人や通りの様子も見られるから歩くのもいいね」
また、コンビニエンスストアの上に富士山が見えることで写真映えスポットになっている山梨県の富士河口湖町のローソン前でも対策が。観光客らの交通妨害や敷地侵入など迷惑行為が多発したことで、町は一部の場所から富士山が見えなくなるよう黒い幕を立てることを決定したのです。
そして、外国人観光客への対応で今、議論になっているのが「二重価格」です。
各地の観光スポットでは、外国人用に高い値段設定をした食事などが登場。相次ぐ値上げに国内の観光客には手が出ないなどの声も上がるなか、外国人観光客と日本のお客さんで値段を別にしている店も登場しています。
今年4月にオープンしたばかりの海鮮バイキングのお店では、同じメニューでも日本人客の方が1000円割安に。来店した日本のお客さんは…。
来店客
「二重価格は賛成。外国人からしたら、これでも安いと思うから」
二重価格に対してはSNSでも様々な声が…。
Xへの投稿
「二重価格なんて途上国みたいで情けないと思う」
「店舗ではなく、観光税として外国人観光客全体から徴収したら」
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