6日の東京株式市場は祝日のためお休み。しかし、先物は取引が行われていて、日経平均先物の夜間取引は7日、大きく値を上げて終了しました。
上昇の引き金をひいたのは、やはりアメリカです。
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木隆氏
「3日発表のアメリカの雇用統計が市場の予想を下回る弱い結果で、アメリカの株式相場が大きく上昇したんですね。先週末のアメリカの株式相場の大幅上昇を追い風に(日経平均先物も)上昇したということです」
週明けのニューヨーク株式市場でもダウ平均は続伸し、7日の東京市場で日経平均株価は上昇して始まるとみられます。
ただし、とんとん拍子に上がり続けるというわけではなく、今週は乱高下する為替相場と、それを受けた企業の今年度の業績予想が株式相場に大きな影響を与えそうです。
広木氏
「なかでも注目は8日に発表されるトヨタ自動車の決算です。年度初めの決算発表は毎年のことですが、非常に保守的な見通しを出してくる。これだけ為替が大きく動いているので、業績予想のもとになる為替レートを円高方向に見積もる可能性もあり、減益となるような見通しが企業側から出てこないとも限らないんですね。そこに注意したいと思います」
(「グッド!モーニング」2024年5月7日放送分より)
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