倉吉市関金町。
観光客が歩いているのは線路の上です。
杉谷紡生記者:
「日差しもなくてとても涼しいですね。聞こえてくるのも小鳥のさえずりだけで、まるで別世界のようです」
この場所は1985年に廃線となった旧国鉄の倉吉線で、廃線から約40年がたった今でも竹林の中に約1.5キロに及ぶ線路やトンネルなどが残っています。
この一帯は新たな観光資源として生かそうと、倉吉市が歩けるように整備したもので、今では「日本一美しい廃線跡」と評価されるようになりました。
ふしぎな光景を作り出すこのスポットには鉄道ファンだけでなくいわゆる「映え」を求める若者が集まります。
5月3日もたくさんの観光客が日頃の喧騒とはかけ離れた空間を散策し、癒やされていました。
外国人観光客:
「ビューティフォー。美しいし、本当に日本の文化だと思います」
Q暑いですか?
外国人観光客:
「私は気持ちがいいです」
観光客:
「来たときやっぱりちょっと涼しいかなって。風が心地いい感じです。癒やされます」
管理するNPO養生の郷・金光敏博理事:
「(普段から)それなりににぎわいはあるんですけども、ゴールデンウィークは格別です。廃線は全国にもあるんですけど、やっぱりここは線路の上を歩いて竹林のところまで行って癒やしを感じるというのが一番の売りなのかなと思います」
倉吉市では大型連休の対応として、5日まで市役所の関金庁舎に臨時駐車場を設けていて、そこから廃線跡近くまで無料シャトルバスを往復運行しています。
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