リニア新幹線の工事を巡り2023年10月から休止している山梨県内のボーリング調査について、JR東海の丹羽俊介社長は「5月中にも再開する」と表明しました。

リニアの工事に先立ち、JR東海は山梨県側から静岡県側に向かって地質や地下水の状況を調べるボーリング調査をしています。

JR東海・丹羽 俊介 社長:
早期に県境を越えて静岡県内のボーリング調査も実施したいと考えている

4月30日の記者会見でJR東海の丹羽社長は、2023年10月から「機材メンテナンスのため」に休止しているボーリング調査を、5月中にも再開することを明らかにしたうえで、「県内への調査も進めていきたい」と述べました。

理由については、大井川流域の市町から、県内の地質や湧水の状況を公表することが関係者の安心につながるという意見が出ていることなどを挙げています。

一方 県は水資源への影響を懸念しており、JRは引き続き県と協議を進める考えです。

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