円安が加速するなか、1日から大型連休が始まる中国では日本で高級ブランドを爆買いする動画がSNSで話題になっています。
■中国人女性「日本は世界で一番ブランド品が安い国」
高級ブランド店で爆買いする中国人女性 この記事の写真 中国人女性の投稿(中国のSNS)「うれしい!欲しかった人気商品が全部ある。欲しいもの全部買いました」
高級ブランド店で爆買いする中国人の女性。その手には、ルイ・ヴィトンの大きな買い物袋が3つありました。
中国のSNSに投稿された動画 中国人女性の投稿(中国のSNS)「円安の影響で、日本は世界で一番ブランド品が安い国」
こちらの中国人女性は、銀座で高級ブランドのアクセサリーや洋服を次々に購入。中国のSNSでは今、こうした映像が大量に投稿されています。
中国人観光客による爆買いに、再び火がついているのです。
■観光客「中国で買うよりいい」
中国では1日から「労働節」と呼ばれる5日間の連休がスタート中国では1日から「労働節」と呼ばれる5日間の連休がスタート。円安の影響もあり、最も人気の旅行先は、日本でした。
日本への観光客「円安に注目しているから行きます。食べたり、泊まったり、買い物したり、安い方がいいでしょ」
日本円は中国の人民元に対しても安くなっていて、最も高い時期(2020年)には、1元=14円台だった為替レートは、直近では1元=22円に近い水準になっています。
東京・銀座で買い物をする中国人観光客の手もとには、たくさんの高級ブランドの紙袋がありました。
銀座にある高級ブランド店の前には、多くの人が長い列をつくっています。高級ブランドバッグを買った人は、次のように話します。
中国人観光客 中国人観光客「人民元で、約1万4000元(=約31万円)です。中国で買うよりいい」
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■中国からの観光客「お買い得でした」■中国からの観光客「お買い得でした」
日本で売られている高級ブランド品は新品だけでなく、中古品も人気です。
東京・代官山のヴィンテージブランド店では、増加する中国人観光客に対応するため、先月から、中国語が話せる従業員を採用しました。
中国語が話せる従業員 森恩さん 中国語が話せる従業員 森恩さん「(中国人観光客)めちゃくちゃ増えてます。購入決定のスピードがはやい」
「(Q.どうして?)今すぐ買わないと、他の人に買われる可能性が高いと思っている」
この日も森さんは、中国人観光客の対応に追われていました。
金のシャネル腕時計を購入上海からの観光客
「お買い得でした。金の価値も上がっているので、さらにお得に感じる」
■日本出発の人から戸惑いの声…4万円は250ドル
日本から出発する人たちからは、戸惑いの声一方、ゴールデンウィーク後半を前に、日本から出発する人たちからは戸惑いの声が上っています。
アメリカに家族旅行「大谷の試合を見にロサンゼルスまで。あと、ディズニーランド。ちょっとした食べ物でも3000円、4000円という話なので、高いものは食べられない」 アメリカの大学に留学
「寮に入るのに1年間で(住居費)120万円くらいになった。寮で食事が出るプランと自炊のプランがあって、『自炊のプラン』にしました」
鹿児島県のチアリーディングチームは、アメリカで開かれる世界大会に、数時間後、出発するのですが、団体の代表は少しでも円高になったところで両替しようと粘っていたら出発当日になったといいます。
4万円は250ドルにしかならなかった結局、1ドル=159円62銭のレートで泣く泣く両替。4万円は250ドルにしかなりませんでした。
世界大会のため渡米 チアチームの代表「250ドルが、もう4万円なんだなと思うとすごい。節約して、できるだけ残して帰ってきます」
(「グッド!モーニング」2024年5月1日放送分より)
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