5月12日の「母の日」を前にプレゼント用として人気のユリの出荷が、愛媛県松山市で始まっています。5月1日も生産者が作業に追われています。

JAえひめ中央の管内では6軒の農家が5種類のユリを栽培。白いユリの花言葉は「純粋」「無垢」で「母の日」のプレゼントにぴったりだとして、この時期に出荷がピークを迎えます。

松山市高井町の村丸俊雄さんの農業用ハウスで育てられているのは、花が大きく上向きに咲く「シベリア」という品種。つぼみが付いた茎が一つ一つ丁寧に切り取られていました。

JAえひめ中央温泉百合部会・村丸俊雄部会長:
「贈られたお母さんも笑顔になる。贈ったみなさまも笑顔になる。ユリの花と笑顔がセットになることが私ども生産者としては一番願っている。うれしいことですので花ギフトとして贈っていただいたら」

ユリは「道後温泉湯けむりの花」のブランドで主に北海道の札幌市へ出荷。今年は例年並みの11万8000本の出荷を予定しています。

村丸さんによりますと、円安の影響で海外産の球根が5割ほど値上がりしているほか光熱費の電気代も上がり農家の頭痛の種になっているということです。

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