外国人観光客にとってはメリットのある円安ですが、一方で私たちはどのように生活を守っていけばいいのか、街の皆さんの節約術を教えてもらいました。
■中古ブランド品 買い取り価格が約3割増に
銀座にある中古ブランド品販売店。最近、買い取りを希望する客が急増しています。
ブランド品を持ち込んだ人「いま円安なので買い取り金額が上がっているかなと思って来た」 この記事の写真は14枚
なんと、2カ月前に比べ、買い取り価格が平均で約3割上がっているといいます。
ブランドオフ銀座本店 駒田武店長「20年以上前の品でも、高く買い取り金額が上がっているので、使ってなくてきれいなものが家に眠っていたという人がいると、いま高いので売り時かなと思って持ってきてもらえれば」
なぜ買い取り価格が上がったのでしょうか?そこには、意外な円安の影響がありました。
ブランドオフ銀座本店 駒田武店長「訪日客が多くなっていて、円安の影響で安く感じるという人が非常に多い」
実は日本の中古ブランド品、品質が良く、正規店にない商品も買えると外国人観光客に好評で、円安の影響もあり購入していく人が増えているそうです。
ブランドオフ銀座本店 駒田武店長「(ブランド品の)数が少なくなってきている状況で、買い取りも強化しなくてはいけないので、(買い取り価格が)上がっている」
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■円安の“節約術”どうする?■円安の“節約術”どうする?
30日の円相場は、午後4時時点で1ドル156円台。依然、円安傾向が続いていますが、その分、苦しくなるのが家計です。都内のスーパーでは…
ベニースーパー本部 赤津友弥本部長「円安に伴い、輸入品の多くが値上がりというかたちになっている。油もしくは大豆といった加工原料になるものが値上がりしている傾向」
お客さんも円安に対抗するため、 工夫を凝らして買い物しています。
買い物客「魚とか3切れのものを2切れにしたりしている」 買い物客
「安かったから、カップ麺とか、日持ちするものを買っていこうと」
先を見据えた買い物が求められるようです。
ベニースーパー本部 赤津友弥本部長「いま上がっているドルに対応した商品は、今後2〜3カ月かけながら、段階的に(値上がりが)売り場にくると思われるので、いまの時点で買っていただくと全体的に安い傾向になるのでは」
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■あの手この手で!街の対策は■あの手この手で!街の対策は
街の人は、円安にどう対抗しているのでしょうか?聞いてみました。
去年 子どもが誕生した女性「お金も子どもにもかかる」
「(Q.どんな節約を?)電気をなるべく使ったらすぐ消すとか。小さいことしかできないが、そこから始めている」
「(Q.どの電気?)廊下とか」
「(Q.廊下は暗くても…)そうですね、過ごせるので」
こちらの男性も、電気代を意識しているそうです。
飲食業の男性「暗くなるまでは(電気を)つけなくてもいいかな。 家にいてもテレビ見ちゃうだけだから、外に出てブラブラしようかなとか」 年金暮らしの男性
「庶民には苦しい。妻は食料品買うのを控えたりしている」
ゴールデンウィーク真っ只中。旅行を予定している人も多いと思いますが…
街の人「旅行いくときに夜行バスに乗る」
「(Q.これまでは別の移動手段?)新幹線とか乗っていたらお金かかる。どうせだったら移動代を節約して(行った)場所で使いたい」
ちょっとしたお出かけでも…
街の人「(Q.節約していることは?)水筒持ち歩くようにして節約」
「(Q.ペットボトルは?)買わないようにしている」
ちなみに、 きょうは水筒を持ってきていないそうで…
街の人「(Q.このあと、のど乾いたらどうする?)我慢」
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