小林製薬が、紅麹サプリによる健康被害問題をめぐり、創業家出身の前の会長などに１００億円あまりの損害賠償を求める訴えを起こすよう、香港の投資ファンドから請求されていたことがわかりました。
小林製薬をめぐっては「物言う株主」として知られる香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が小林製薬の株式を７．５４％取得しています（※１１月１９日時点）。
小林製薬によりますとオアシスは、創業家出身の小林一雅前会長がいまだに特別顧問として月２００万円の報酬を受け取り、会長室を使い続けるなど、抜本的改革を委ねられないとしたうえで、前会長と小林章浩前社長、山根聡現社長ら問題発覚時の取締役７人が「会社に損害を与えた」などとして、計１００億円あまりの損害賠償を求めて提訴するよう要求しているということです。
小林製薬は「会社法に基づき監査役において調査、検討のうえ判断する」としています。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
