アメリカのトランプ次期大統領が、日本製鉄によるUSスチールの買収計画に「全面的に反対」と表明です。
トランプ次期大統領は2日、自身のSNSで、USスチールの買収計画について「かつては偉大で強力だったUSスチールが、外国企業、つまり日本製鉄に買収されることに全面的に反対だ」と表明しました。
さらに、大統領就任後に「一連の税制優遇措置と関税を通じて、私たちはUSスチールを再び強く偉大な企業にする」とし、「大統領としてこの取引を阻止する。買収者は注意しろ」と警告しました。
買収計画は、アメリカ政府の対外投資委員会が安全保障上の懸念がないか審査していて、2024年内にも結論が出る見通しで、トランプ氏の発言は審査に圧力を掛ける狙いもあるとみられます。
トランプ氏の投稿を受け、日本製鉄は「買収はUSスチールを支え、成長させるとともにアメリカの産業界や国家安全保障を強化するものと考えている」などとするコメントを発表しています。
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