12月2日は産卵のために沿岸に近づく「季節ハタハタ」の初漁日と予想されていましたが、秋田県内のいずれの漁港でも水揚げはありませんでした。

菅原咲子アナウンサー:
「八峰町の八森漁港。時刻は間もなく午前7時。そろそろ漁師が仕掛けた網を確かめに行くと思われますが、ハタハタはかかっているんでしょうか」

八森漁港では、11月25日に季節ハタハタ漁が解禁され、港の周辺に網を入れて接岸を待っています。

2日も午前7時を過ぎると漁師たちが前日に仕掛けた網を引き上げていました。

しかし、ある船ではウグイなどハタハタ以外の魚が数匹網にかかっていただけで、他の船でもハタハタの姿は確認できませんでした。

漁師は「水産振興センターの予想がきょうだから張り切って行ったけれど駄目。ハタハタは漁師の冬のボーナスだから頑張って取って幸せな正月を迎えたいが、こればかりはいつ来るかも分からないし、どれくらい来るかも分からない」と、少々肩を落としながらも今後に期待を寄せていました。

また、男鹿市やにかほ市など県内のいずれの漁港でも、2日は季節ハタハタの水揚げはありませんでした。

なお、県は今シーズン、季節ハタハタ漁と沖合の底引き網漁を合わせた漁獲量を、禁漁明けで最も少ない水準の約110トンと見込んでいます。

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