「ブラックフライデー」が日本に上陸して10年。物価高の影響が大きい今年、セールの中心はやはり「食」です。

都内のスーパー。買い物客の足を止めていたのが、サンタ姿のDJ KOOさんです。

DJ KOO
「これはいいですね~。霜降りDO DANCE。ブラックフライデー残り3日間となっています」

過去最大のおよそ2000品目が勢ぞろい。きょうから日曜までの3日間、鍋の食材を中心に2割から3割引きセールを行っています。

上陸から10年。今年は「食」のセールが目立ちます。

ブラックフライデーの波は今や格安スーパーにも。

記者
「店内入ってすぐのところにブラックフライデーのポップが出ていて、1個増量中と書かれています」

盛ったり、増やしたりと忙しいこちらのスーパー。今年初めてブラックフライデーで「食品」の増量を始めました。チキン南蛮は2個増量。タルタルソースもたっぷりと35グラム多くかかっています。お値段は430円。さらに餃子も2個増量して12個入りで322円。

この方も、悩んだ末に購入しました。


「どうしようかなと思ったが、やっぱり気になって戻ってきた。物価高なので、少しでも安いと助かります。先にクリスマスが来た気分」
7人家族
「人数多い分食べる数も多かったりする。うれしいのでつい買っちゃう」

一方、外食でも…

店員
「結構注文が入っていますね。普段はこんなにいっぱい(注文が)鳴っていない」

こちらのピザチェーンでは日曜まで、デリバリーのピザが50%オフ。開店前から注文が埋まり、オーブンには大量のピザが並んでいます。さらに…

店員
「ブラックフライデーキャンペーンをやっています。ピザが600円でお召し上がりできます」

Sサイズのピザが持ち帰りで一枚なんと600円。

利用客
「普段はピザ全然頼まないですね。なかなか高くて手が出せないところを今日は特別に頼んでみました」

先ほどのDJ KOOさんが駆けつけたスーパー。ブラックフライデーは今年で9回目です。

イオンリテール マーケティング企画部 亀井宏幸さん
「当初は昨年の5%増しで計画をしていた。今、その5%増しをさらに超している」

黒毛和牛は去年と比べておよそ2倍の売り上げを記録したといいます。

広がりを見せるブラックフライデー。まだまだいけそうです。

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