23日朝、福岡市南区のJR鹿児島線の踏切で、走行中の特急列車に車が衝突しました。
警察は、車を運転していた50歳の男を、酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。
◆記者
「事故があった踏切です。その近くでは列車と衝突したとみられる車があり、前方が大破しています」
警察などによりますと、23日午前7時ごろ、福岡市南区井尻のJR笹原駅近くの踏切で、走行中だった佐賀発・博多行きの特急列車「かささぎ」の側面に、普通乗用車が衝突しました。
◆近くにいた女性
「破裂するような音」「大きな音」「見るからに(運転していた男の)顔が赤らめているかなという感じ」
警察官が現場に駆け付け、車を運転していた男を調べたところ、呼気から基準値の2倍近いアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。
逮捕されたのは、自称・福岡市南区井尻の自営業・田中直樹容疑者(50)で、調べに対し「自分の体からアルコールは抜けていると思った」などと話しているということです。
この事故で、列車の乗客にけがはありませんでしたが、JR鹿児島線は、博多・鳥栖間でおよそ2時間にわたり上下線とも運転を見合わせ、JR九州によりますと、特急列車20本と普通列車45本が運休するなどして、およそ2万人に影響が出たということです。
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