京阪電鉄・中之島線の2030年秋までの延伸を断念です。

 京阪ホールディングスは、IR(カジノを含む統合型リゾート)が大阪・夢洲に開業する2030年秋までに、京阪電鉄・中之島線を大阪メトロ九条駅まで約2km延伸して、大阪メトロに乗り継ぐことで京都と夢洲をつなげる計画を立てていました。

 しかし去年、大阪府とIR事業者が締結した協定を理由に、延伸の判断は先送りすることにしたということです。協定に事業者側が違約金なしで撤退できる解除権が盛り込まれたことで、IRが白紙撤回となる可能性があるためです。

 京阪ホールディングスは「人件費の増大などの観点からも影響を見極める必要があり、現段階での決定は不可能と判断した」としています。

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