軽油に灯油などを混ぜる「不正軽油」を排除しようと、トラックなどの燃料の調査が九州・沖縄8県で行われました。

◆記者リポート
「トラックから採取した軽油が検査にかけられています。係員の方、一心不乱に試験管を振っています」

このうち九州自動車道の基山パーキングエリアでは19日、福岡県や国土交通省の職員がトラックなどのディーゼル車に声をかけ、調査にあたりました。

トラック燃料などの軽油には1リットル当たり32.1円の軽油引取税がかかりますが、課税を逃れるため重油や灯油を混ぜた「不正軽油」を使用するケースが全国的に後を絶たないということです。

◆福岡県税務課 椿真由美 係長
「(不正軽油は)脱税になるんですけども、環境汚染や適正な価格競争を阻害するという面もある。絶対に使わないでいただきたい」

県内では13台を調査しましたが、不正軽油の疑いは確認されなかったということです。

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