国民民主党の主張から議論が始まったいわゆる「年収103万円の壁」の引き上げについて、178万円まで引き上げた場合、香川県の県税収入が110億円減少することが分かりました。

香川県の池田知事が11月18日の定例会見で明らかにしました。

香川県によりますといわゆる「年収103万円の壁」を国民民主党の案の178万円まで引き上げた場合、県税収入が約110億円減少するということです。2023年度の県税収入が約1328億円のため、8%余りの減収となります。

一方で、池田知事は経済の活性化や人手不足の解消に向けた重要な政策だと話しました。

(香川県 池田豊人知事)
「今の現状の問題を打破していくための議論としては、政策の議論としては、必要で重要な議論、ポイントだと考えている」

そのうえで池田知事は地方財政への影響ができるだけ少なくなるような措置を取ってもらいたいと話しました。

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