あたかも個人の感想のように装って商品を宣伝するステマ・ステルスマーケティングを行っていたとして、消費者庁は13日、大正製薬に措置命令を出した。
大正製薬は、アンチエイジングサプリ「NMN taisho」を販売する自社のウェブサイト上に、PRやプロモーションなどの表示なく、「インスタグラムで注目度上昇中」などと、あたかも一般消費者の投稿かのように、インスタグラムの写真や文章を転載していた。
消費者庁によると、転載された投稿は実際には、商品の無償提供と対価の提供を条件に、この商品のPRとなる内容を投稿するよう、インフルエンサーに依頼していたという。
インフルエンサーは、「原料から製造まで徹底管理されてる国内製造!! 体に入れるものは安心できるものが良いよね!」「1日目安3粒ずつの個包装になっている ので衛生的でとても便利!」「いくつになっても自分らしく、ʻʼ今が最高ʻʼと思える活き活きとした日々を過ごしていきたいですね!」などと投稿していた。
消費者庁は、こうした行為が個人の感想を装って商品を宣伝するステルスマーケティングにあたるとして、景品表示法違反で、大正製薬に対し再発防止などを求める措置命令を出した。
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