歴史的な円安は「エネルギー」にも影を落としています。東邦ガスが昨年度1年間の決算を発表。純利益は前の年度から19パーセント減少しました。
東邦ガスは25日、昨年度1年間の決算を発表しました。歴史的な円安で調達コストが膨らんだほか、暖冬などの影響でガスの販売量も減ったことを背景に、売上高は前の年度から10%減って6329億円、最終的な利益は19%減って273億円でした。
また、中部電力も26日に決算を発表。燃料費調整額などの減少で売上高は前の年度から9%減って3兆6104億円となりました。最終的な利益は燃料費調整制度のタイムラグが差損から差益に転じた影響で過去最高となる4031億円でした。
エネルギーの輸入業者にとっては円安は好影響とは言えず、大手電力でつくる業界団体の会長も務める林欣吾社長は4月19日の会見で、円安について「あまり好ましくない」と懸念を示しています。
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