JR四国は、空き家を改修した簡易の宿泊施設を11月14日、高松市にオープンします。外国人観光客が増える中、そうした客を意識したつくりとなっています。

(中村香月記者)
「高松市にあさって(14日)オープンする宿。中に入ってみます。無人でチェックインできるシステムが導入されていて部屋はくつろげる和室が広がっています」

高松市中心部の錦町に完成した簡易宿、「Setolive by 4S STAY」です。5つの部屋と共有スペースを持ちます。空き家となっていた木造2階建ての建物を約4000万円かけて改修したもので、外国人に人気のある日本家屋の雰囲気をそのまま残しました。朝食を提供する店も併設され、本格的な宿泊施設と遜色ありません。

経営の厳しいJR四国は不動産事業の強化を進めていて、こうした形態の宿泊施設をつくるのは香川県内で初めてです。高松空港の国際線拡充や2025年に控える瀬戸内国際芸術祭を追い風に、収益アップを目指します。

(JR四国事業開発本部 戸梶美里さん)
「まちからも近く、夜は飲み歩いたり、近隣を散歩したり、まちに溶け込むように過ごしてもらえたら」

空き家の活用という点から地域の活性化にもつながるこの施設。料金は2人で1泊1万5000円からで、JR四国は、年間1000万円の売り上げを目指しています。

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