業績の不振が続くシャープは今年度上半期の決算で2年ぶりに営業黒字に転換したと発表しました。

シャープが発表したことし4月から9月までのグループの決算は売上高が前の年の同じ時期と比べて5.3%減少し1兆964億円でした。

一方、本業の儲けを示す営業利益は4億円の黒字となっていて、前の年の58億円の赤字から大幅に回復しています。

営業利益が黒字となるのは中間決算としては2年ぶりです。

赤字の大きな要因だった、スマートフォンやパソコン向けの液晶ディスプレイなどを手掛ける「ディスプレイデバイス事業」で、費用削減などの効果から赤字幅が縮小したことが影響しました。

5億円の最終黒字としている今年度の通期の業績見通しについても「ほぼ想定通りに推移している」として前回の予想を据え置いています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。