仙台管区気象台は11月8日朝、泉ケ岳の初冠雪を観測したと発表しました。宮城県内でも冬の話題が続々と入ってきています。

こちらは8日午前6時半ごろの泉ケ岳です。強い寒気の影響で、8日朝にかけて山では雪が降り、泉ケ岳の山頂付近も雪で覆われている様子が見られました。この様子は仙台管区気象台からも確認されたため、気象台は8日朝、泉ケ岳の初冠雪を観測したと発表しました。平年や去年と比べて、いずれも5日早い初冠雪となります。

こうした中、若林区の仙台市中央卸売市場には冬の味覚の代表格、ブリが入荷しました。競りにかけられたのは北海道産などの天然もので、高いものでは1キロあたり1300円で取引されました。8日は、市場関係者にブリの切り身などが振る舞われ、旬の味を楽しんでいました。

試食した市場関係者
「脂がのっているけどしつこくない脂で、何切れでも食べられる感じ」
「ブリは冬期に入って脂がのってきていて、売るには最高のタイミングなので、うちのほうでも頑張って販売していこうかなと」

市場関係者によりますと、タラや秋サケなどの水揚げが少ない一方、ブリについては今後も順調な入荷が見込まれるということです。

一方、冬本番を前に備えも始まっています。東北自動車道の仙台宮城インターチェンジにずらりと並んだのは冬道の安全を守る除雪車。8日はネクスコ東日本の職員や県警高速隊などが参加し、安全祈願を行いました。

堤勇高アナウンサー
「先ほど安全祈願が終わり現在は出動式が行われています。この出動式には、近くの幼稚園の子どもたちも見送りに駆けつけています」

仙台宮城インターチェンジの近くにある折立幼稚園の子供たち。作業員に花束を贈りました。この後、除雪車などに乗り込んだ作業員は安全点検を行い、次々と出動していきいました。

NEXCO東日本東北支社仙台管理事務所 中込博之所長
「まず快適に走れる路面をいかに維持できるかということを頭の中に入れて作業していきたい」

NEXCO東日本仙台管理事務所では、来年4月15日まで東北道など約130キロの区間を24時間態勢で対応するということです。出動式の後に行われたのは子供たちお待ちかねの「働く車の見学会」です。

参加した子供たち(どうだった?)
「たのしかった」「かっこよかった」

めったに見られない働く車の内側。子供たちは終始、大はしゃぎでした。

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