小林製薬の「紅麹」を含むサプリメントの問題を巡り、商品の回収状況が約8%であることが分かりました。

26日、大阪市で開かれたのは「紅麹」サプリメントに関する対策本部会議です。

小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントを摂取した人に、腎疾患などの症状が相次ぎ、これまでに5人が死亡、262人が入院していることが明らかになっています。

大阪市は3月、小林製薬に対し、「紅麹コレステヘルプ」を含む3つの商品の回収を命じる行政処分を下しました。

処分から約1カ月となる26日の対策本部会議で、回収対象である約100万個の商品のうち、回収できたのは8%ほどであると報告されました。

また、大阪市が医療機関を受診している健康被害者、300症例を分析したところ、全員が適正量を摂取していて、半数の人には基礎疾患があったことが分かりました。

【大阪市 横山英幸市長】「可能な限り早く原因を特定していくことが重要。引き続き、厚労省と情報共有しながら、原因究明に当たりたい」

小林製薬は26日、社外の取締役4人に、法務アドバイザーを加えて一連の対応が適切だったか検証していくと発表しました。

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