県内唯一の百貨店、佐賀市の佐賀玉屋は本館の建て替えのためこれから解体作業が始まります。5日は佐賀玉屋で働いていたOB会のメンバーが集まり、本館に別れを告げました。

「ありがとう」

59年にわたって親しまれてきた佐賀玉屋の本館。
これから建て替えのための取り壊しが行われます。
5日は、解体前にお別れをしようと佐賀玉屋に勤務していたOB会のメンバー8人が集まり「さようなら佐賀玉屋本館」と書かれた手作りの横断幕を掲げ本館に向かって手を振りました。

佐賀玉屋は1933年に開業。
初売りや物産展といった催しもあり、近年は県内唯一の百貨店として佐賀市の中心街で親しまれてきました。
しかし経営不振などを理由に事業を引き継ぐことを発表。
本館の建て替えが決まり8月に営業を終了していました。

5日は、OB会の中で唯一オープン当初から働いていた染川幸紀さん83歳も参加しました。

【佐賀玉屋OB会 染川幸紀さん】
「寂しいなと。でも最後まで佐賀玉屋という名前は残るということで安心した。永遠に残ってほしいと思う」

佐賀玉屋は、再来年に新たな本館ビルをオープンする予定です。
再来年リニューアルオープン予定の新本館ビルは10階建てで、百貨店やテナントスペースのほかホテルも入るということです。

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