大阪・関西万博で当初60カ国が建設を予定していた独自のパビリオンが53カ国に減ることがわかりました。

大阪・関西万博では、当初60カ国が「タイプA」と呼ばれる独自のパビリオンを出展する予定でした。
しかし、資材価格の高騰や建設業界の人手不足の影響で、簡易的なパビリオンへの変更や撤退する国が相次いでいました。

■ロシアとメキシコが参加とりやめ 

博覧会協会は26日、この「タイプA」について、正式に53か国が出展を予定していると発表しました。

協会によるとタイプAから「簡易的なパビリオン「タイプX」に移行した国が3カ国、複数の国が共同で使用する小規模な「タイプC」へ移行した国が4カ国、加えてロシアとメキシコが万博の参加を取り止めたため、最終的に9カ国が「タイプA」の建設をとりやめました。

■バチカン市国とコロンビアの参加が決定

しかし、バチカン市国とイタリアが共同出展を決めたほか、コロンビアが「タイプA」の出展を決めたことから、参加国が2カ国増えたため、独自のパビリオンを建設する国は、最終的に当初の60カ国から7カ国減った53カ国が出展を予定しているということです。

26日時点で、施工事業者が決まっている国は39カ国あり、うち17カ国がパビリオンの建設に着工しています。

独自のパビリオン「タイプA」を巡っては、今月16日大阪府の吉村洋文知事が「建設業者が決まっていない国がタイプAで準備を進めるのは難しい」と語り、「40カ国前後になる」との認識を示していました。

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