OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1979年(昭和54年)10月23日に倉敷市で撮影された映像です。

当時、国鉄(現在のJR)倉敷駅の駅舎は老朽化と、駅周辺で進む再開発による“ミスマッチ”があらわとなっていました。市民からも改築を望む声が相次ぎ、1978年12月に当時の岡山鉄道管理局が橋上駅の計画案をまとめ、この日、安全祈願式を迎えました。式では関係者がくわ入れなどをして、工事の安全を祈りました。

橋上駅は山陽本線・伯備線の線路をまたぐもので、幅約30メートル、延長約90メートルです。3階部分には改札口、コンコース、売店などが設けられ、駅の北側からも利用が可能になるものでした。

駅前ではデパートの三越倉敷店(現在は天満屋倉敷店)などが入る東ビル、倉敷ターミナルホテル(現在はアパホテル倉敷駅前)などが入る西ビルの2つの再開発ビルの工事も進められました。

橋上駅はその後、1981年8月1日に開業し、現在も倉敷市の玄関として市民に親しまれています。

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