16日の日経平均株価は、オランダの半導体大手「ASML」の業績予想の下方修正をきっかけに、一時800円以上値を下げました。
その後は下げ渋りましたが、終値は前の日より730円安い3万9180円でした。
日経平均は、15日までの4営業日で1000円近く上昇し、一時4万円台を回復しました。
「上昇基調に乗るか」と思われた矢先の大幅反落について、専門家は次のように述べました。
ニッセイ基礎研究所 井出真吾主席研究員
「短期的な過熱感、もしくは高値警戒感もあるなかで、オランダの半導体会社『ASML』からネガティブな材料が出てきたので、市場としてはちょっと衝撃を受けた格好だと思います。日本の半導体企業もオランダと同じように、もしかしたら業績が思ったほど良くないんじゃないかという警戒感が強まったことも背景にあると思います」
週末にかけてのポイントについては、次のように話しました。
井出氏
「アメリカの小売売上高とか、台湾の半導体会社『TSMC』の決算発表も控えていますので、それらが良い内容であれば市場は再び安心感を取り戻して、3万9000円台後半までの上昇は見込めると思います」
(「グッド!モーニング」2024年10月17日放送分より)
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