15日は「年金支給日」。年金を受け取っている方々は、どのくらいもらえているのでしょうか。
老後の年金受取額 国民年金と厚生年金どのくらいもらえるの?
小笠原亘キャスター:
年金の支給日は原則、偶数月の15日です。取材に応じてくれた82歳の女性の受給額(2か月)は約12万円です。通帳を見せてもらうと残高は633万4032円でした。「夫はまだ元気で、働いている」ということでした。家賃は都営住宅で2万円くらいだということで、自由になるお金が多いそうです。
取材をしてみると、受給額は人それぞれです。
年金制度には、全国民が加入をする「国民年金」と、会社勤め、あるいは公務員が払う「厚生年金」があり、これらを公的年金といいます。また、企業によっては「企業年金」というものもあります。
では、どのくらいもらえるのか、ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子さんに聞きました。
【国民年金の場合】
<支払期間20歳から60歳 / 65歳で受け取りを開始>
・受給額:6万8000円/月(満額)
※今年度の受給額、物価などで変化します
【厚生年金の場合】
<支払期間20歳から60歳 / 40年間の平均年収500万円 /65歳で受け取りを開始>
・厚生年金 約9.1万円 / 月+国民年金 6.8万円/ 月
・受給額:15万9000円 / 月(平均)
※2024年度の受給額、物価などで変化します
離婚したら年金はどうなるの?
離婚をしたら年金はどうなるのでしょうか。
【夫 会社員(厚生年金)/ 妻 専業主婦(夫の扶養)結婚期間10年】
<妻は…>
・結婚10年間分の厚生年金の記録が残る
・国民年金と、結婚期間10年間分の厚生年金の半分ほどがもらえる
・離婚してから2年以内に年金事務所に申し出る
<夫は…>
・元妻に支払われることを拒否できない
※2008年4月以降の婚姻期間に適用
ホラン千秋キャスター:
妻が申し出ないと厚生年金の半分はもらえないということですか?
小笠原キャスター:
離婚して2年以内に、ということですから、若いうちはあんまりピンとこず、年金受給時期が近づいてからハッと思うこともあるかもしれません。知っている、知らなかったで受給額がだいぶ変わってくるようです。
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