日経平均株価は一時、約3カ月ぶりに4万円台を回復しましたが、終値では4万円に届きませんでした。
 
 日経平均株価の15日の終値は先週末より304円高い3万9910円でした。

 アメリカ市場で14日、ダウ平均が史上最高値を更新するなど主要な株価指数がそろって上昇しました。

 これを受けてアメリカ経済の先行きに対する不安感が後退し、ドルを買って円を売る動きが進みました。

 日本市場でも円安の進行で半導体や自動車など輸出関連株を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均は一時600円を超える値上がりとなり、約3カ月ぶりに4万円台を回復しました。

 その後は利益を確定する動きなどから上げ幅が縮小しました。

 16日以降の見通しについて、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「引き続き4万円台を維持できるかが焦点だが、日本市場で材料に乏しいなかアメリカ市場の動き次第になる」と分析しています。

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