鹿児島県がドルフィンポート跡地で整備する予定の新たな総合体育館について、9月27日、入札が不調となりました。

塩田知事は11日の定例会見でも増額の可能性は否定せず、事業者への聞き取りを行い、意向を把握する考えを改めて示しました。


県は鹿児島市のドルフィンポート跡地で新たな総合体育館を整備する予定で、設計から運営まで、民間事業者のノウハウを生かすPFI事業で進めています。

しかし、9月27日に入札に参加する意向を示していた2つの事業者グループから辞退届が提出され入札は不調となりました。

塩田知事は11日の会見でも、整備費が現在の313億円から増額する可能性を否定せず、事業者の意向を把握した上で整備手法などについて検討する考えを改めて示しました。

鹿児島県・塩田知事
「労務単価が上昇している状況の中で『厳しい』という声も聞いているので、何らかのコスト増はあるかもしれないが、その辺もはっきりはしないので、今後の整備運営手法も含めてしっかりと検討しながらみなさんにも話を聞いていきたい」

県は10月中に事業者に聞き取りを行うことにしています。

新たな総合体育館の供用開始は2029年7月とされていますが、入札不調の影響で遅れる可能性も出てきています。

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