事実上スタートしている衆議院選挙。自民党の公認争いが注目されてきた福岡9区で、11日、大家敏志参議院議員が出馬を断念することを明らかにしました。

◆大家敏志氏
「私は出馬を断念いたします」

大家氏は、11日、支援してくれた人たちに対し、衆院選に出馬しないことを伝えました。

◆支援者
「ちょっと残念だったけど、これからも参議院で頑張ってください」

現在、参議院議員の大家氏は、衆議院への“くら替え”出馬を目指して三原朝利氏と自民党の公認を争い、9区の党員による投票では多くの支持を集めました。

しかし党本部が9日、「大家氏に公認は出さない」という判断を下したため、大家氏の動向が注目されていました。

11日、大家氏の事務所には支援する北九州市議が…

◆北九州市 香月耕司市議
「今回は(出馬を)思いとどまってほしいということを話しました」

さらに支援者からも「参議院議員としての活動を続けるべき」との声が相次いだことから、衆院選への出馬を断念することになったということです。

◆衆院選への出馬を断念した 大家敏志参院議員
「9区(自民党)悲願の議席を奪還するにはまだまだ力不足だったんだろうと、そういう判断が下ったと私は認識して…本日までありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします」

これを受けて、大家氏と自民党の公認を争った三原朝利氏は…

◆三原朝利氏
「本当に、じくじたる思いだろうなと正直に感じた。保守で『この9区を必ず奮還するんだ』という大家氏の思いの一端でも継がせていただいて、とにかく命懸けで戦って参りたい」

15日公示、27日投開票の衆議院選挙、福岡9区には無所属の前職・緒方林太郎氏、無所属の新人・三原朝利氏、共産党の新人・山田博敏氏、参政党の新人・山本直緒美氏が立候補を表明しています。

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