岩手県盛岡市内でも2024年度産の新米が店頭に並び始めました。
品薄は解消されつつあるものの、県産米は2023年に比べ大幅に値上がりしています。

高橋礼子アナウンサー
「盛岡市内の店には新米が並び始めました。ただ高値の影響で少量のコメを買って様子をみる人が多いようです」

盛岡市のイオンスーパーセンター盛岡渋民店では、お盆明けからコメの品薄状態が続いていましたが、9月下旬から2024年度産の新米が並び始めました。

こちらの店では県産のひとめぼれ10kgが5918円(税込み)と2023年に比べ1700円の値上がりです。

2024年はJAがコメ農家に支払う前払い金いわゆる「概算金」が過去20年で最高額だったことなどを受け、新米の販売価格は高値となりました。

この影響で店では新米の売れ行きが2023年の7割程度に留まっていて、仕入れ量もやや減らして販売しているということです。

イオンスーパーセンター盛岡渋民店 藤井将店長
「お客さまからは10kgだと高いので5kg・2kgといった形でより単価の低いものをお買い上げいただいている状況。発注量は満額入荷していただいているので今後(入荷量は)安定していく見通し」

農林水産省によりますと、今後の新米の価格は高値で推移することが予想されるもののコメの収量が期待できるため需要が落ち着けば値段が下がる可能性もあるとしています。

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