10月4日は「投資の日」。
証券会社14社の社長たちが一堂に会し、自ら投資の魅力を伝えるビラ配りを行いました。

明和証券・小林正浩社長は「皆さん興味をお持ちのようで、取っていってくれます」と話していました。

中には、自分からビラを受けて取りに行く人の姿も見られるなど、多くの人が投資に興味を持っていました。

日本経済の心臓ともいえる東京・中央区にある東京証券取引所では3日、投資の日を前に特別ツアーが開催され、大学生から高齢者まで幅広い世代が参加していました。

参加者の一番のお目当ては、投資に関する勉強会です。
初心者から経験者まで、真剣に話を聞いていました。

参加した人たちは、「やっぱり若いうちからお金を増やしたいなと思って」「いつでもやりどきはあると思うので、やらない方がもったいない」などと話していました。

「貯蓄」から「投資」の時代へ。
これは、石破新政権でも重要な施策として位置づけられています。

投資をしている会社員へのアンケート調査によると、1カ月の平均投資額は6万8182円と、前の年から7691円増加しました。
これは、月収の約2割を占めています。

投資初心者の間で特に関心が高いのが、2024年1月にアップデートされた税制優遇制度「新NISA」です。
しかし、株価の乱高下が続いている現状は投資初心者にとって大きな不安材料になっています。

投資歴20年の女性も「NISA自体も仕組み分かっているつもりでも、いろいろわからないところ、ちょっとしたことがわからないので」と話していました。

今後、更に投資は進むのでしょうか?
証券会社の社長たちに聞いてみました。

大和証券・荻野明彦社長:
投資の動きはますます広がると思います。株価については目先の上げ下げというのが当然ありますけど、あまり短期で見ずに中長期目線で投資をしていただければ。

光世証券・巽大介社長:
(投資の開始は)全然遅くないですから、今からスタートという方も始められた方がいいですね。

また、新NISAについては…。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 小林真社長:
まだまだ改善の余地のある部分もあると思いますので、そういったところでより良いもの、加速を進めてほしいと思う。

日本の景気にも、家計の財布にも関わる資産運用。
今後の流れに注目です。

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