キャリアも育児も諦めない女性アスリートの挑戦とは。

先週、東京都内で開催されたシンポジウム。
テーマは「スポーツのチカラで越えるジェンダーの壁」です。

パネラーとして登壇した女子プロゴルファーの有村智恵選手。

ツアー14勝を誇る有村選手は、2024年4月に双子を出産したママでもありますが、遠征の多いプロゴルファーとして、出産後もプレーを続けることに以前から難しさを感じていました。

女子プロゴルファー・有村智恵選手:
毎週地方で試合があるため、「月曜日に家にいられたらいいな」ぐらい。子どもを授かれても、その先育てながら試合に出続けるのはかなり難しい。

そこで2年前に立ち上げたのが、新たな女子プロゴルフの大会「LADY GO CUP」。

出産などで、プロの道を諦めることもある30歳以上の選手たちのための大会です。

会場には託児所が設置され、子ども連れでも参加することができます。

そして一番の特徴は、通常の大会は4日間に及ぶこともありますが、この大会は1日です。

女子プロゴルファー・有村智恵選手:
できれば出張がちょっと短い働き方ができないか。そういった競技があれば、競技生活と自分においては子育てであったり、自分の人生の充実というものが両立可能なのかな。

バルセロナオリンピック・アーティスティックスイミングの銅メダリスト・奥野史子さんは「『LADY GO CUP』という大会を中心に、社会の課題解決ができていくと改めて感じた」と語ります。

女子プロゴルファー・有村智恵選手:
かなり次の大会への責任感がすごくいま本当に大きなプレッシャーになって。

「LADY GO CUP」の次の試合は、10月5日土曜日に滋賀県で開催。

ママになっても、プロとしてプレーすることを諦めない選手たちの熱い戦いが繰り広げられます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。