音が伝わる速度を調べることで、道路を掘り起こさずに水道管の劣化を見つける新しい技術を使った実証実験が9月30日に静岡県富士市で行われました。

実証実験は富士市が民間事業者の協力を得て「ePulse」と呼ばれる新しい技術を使って行われました。

この技術は、音が伝わる速度を調べる特殊なセンサーで配管の厚みを計測することができるもので、劣化の少ない厚みのある配管ほど音が早く伝わります。

30日は約50年前に埋められた水道管をハンマーで叩き、担当者が音を聞いたりパソコンを見たりしながら音が伝わる速度を調べていきました。

富士市上下水道部・清成克 統括主幹:
今回の技術は、道路を掘って水道管を目視しなくても劣化の進行具合が分かる技術なので、更新工事の優先順位を決めるのに有効になると考えている

市は結果を踏まえて新技術を導入するかを決め、水道管を更新する計画に役立てたいとしています。

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