1日、退任する鈴木財務大臣は、最後の会見で、在任期間中の為替介入について「意味のある介入だった」と振り返りました。

鈴木財務大臣
「どれ一つにも手を抜くことなくですね、私のできる範囲で全力で取り組んで職務を遂行して今日の日を迎えたと」

 鈴木大臣は2021年10月の岸田政権発足以降、3年間にわたり財務大臣と金融担当大臣を務めました。

 在任期間中に直面した課題の一つとして、円安を是正するために行った2022年と今年の為替介入を挙げ、「円安が輸入物価の上昇につながるというマイナス面を懸念していた」と振り返りました。

 また、「為替介入は稀でなければならない」と述べたうえで、自身が行った介入は投機の動きを沈静化させる意味のあるものだったとしました。

 一方でやり残したことについては、「財政再建の色合いをもう少し出せれば」という思いを明かしました。

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