(ブルームバーグ):27日の債券相場は上昇が予想される。自民党総裁選で日本銀行の金融政策正常化に反対している高市早苗氏が勝利する可能性が意識され、追加利上げ観測が後退している。

東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジストは、相場は小高く始まったとしても自民党総裁選待ちで様子見ムードになるとみる。アベノミクスの継承者とされる高市氏だが、「政策をコントロールできる範囲は広くない」と指摘する。

同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.8~0.835%(26日は0.83%で終了)、先物中心限月12月物は144円81銭~145円24銭(同144円90銭)。

先物夜間取引で12月物は26日の日中取引終値比11銭高の145円01銭で終えた。

 

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