企業間で取引をするサービスの値動きを示す8月の企業向けサービス価格指数は、去年の同じ月と比べて2.7%上昇しました。人件費の上昇分を価格に転嫁する動きが続いています。

日銀がきょう発表した8月の企業向けサービス価格指数は、2020年の平均を100とした指数で107.6と、去年の同じ月と比べて2.7%上昇しました。前の月と比べて伸び率は横ばいでしたが、42か月連続の上昇です。

▼堅調なインバウンド需要などを追い風に、「宿泊サービス」が12.5%と大きく伸びたほか、▼「道路貨物輸送」は、“2024年問題”の影響でドライバーの人件費の増加分を価格に転嫁する動きなどから、3.0%上昇しました。

調査対象の146品目のうち113品目が去年よりも上昇していて、幅広い分野で価格転嫁の動きが見られています。

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