また卵が値上がりしていますが、一体いつになったら安くなるのでしょうか。24日午後、養鶏協会が今後の価格の見通しを示しました。

■“たまごショック”いつ安くなる?

 24日もせわしない昼時の洋食店。客が心待ちにしているのは、たっぷりの卵にさっと火を通し、ケチャップライスにふわり。特製ビーフシチューをかけたオムライスです。

オムライスを食べた人
「おいしいです。(卵を)惜しげもなく使っていて、すごくうれしい」

 多い時で一日20キロ、約400個の卵を使用する人気店にも危機が訪れていました。

リトルヤミー 結城良宏店長
「平常時10キロ2500円が今は10キロ3600円。去年のエッグショックに近付きつつある高騰」

 物価の優等生とも称される卵。去年春、鳥インフルエンザなどの影響でMサイズ1キログラムあたりの価格が350円と過去最高になり、エッグショックと呼ばれました。

 価格は今年の1月にかけて落ち着いたものの、また上昇に転じているのです。

パティスリーコリウール 森下令治シェフ
「(卵を)使っていないのがゼリーだけ。あとのものはすべて卵が入っている」

 都内の洋菓子店も戦々恐々としていました。納品書を見せてもらうと…。

パティスリーコリウール 森下令治シェフ
「1ケース(10キロ)税別で2440円(2月)だったのが、直近で9月17日は10キロ3340円に上がっている。一番使うのはクリスマス。卵は値段が変わったからといってなしにはできない。高いから減らそうとかできない」

 パティスリーコリウールでは、来月からの値上げを検討をしています。

 今月24日、卵の価格の見通しについて意見交換する検討会が行われました。

農水省の担当者
「猛暑の影響による供給減少に加え、月見商戦など季節性の需要の高まりが重なったことなどから」

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