3連休最終日は、残暑も落ち着き秋らしい空気になりました。福井市にある一乗谷朝倉氏遺跡には全国から観光客が訪れ、にぎわいを見せていました。
 
福山千奈アナウンサー:
「3連休最終日は晴天に恵まれました。土日に降った雨の影響で空気がひんやりしていて爽やかな秋の訪れを感じます」
 
県によりますと、2024年3月に北陸新幹線が県内まで開業してから5カ月間で、県内の入込客数は前年の同じ期間より約1割増加しました。
 
一乗谷朝倉遺跡では、「東京から新幹線に乗って来た」という人や、「京都から来た。初めて来て知識もなかったが、こんなに立派な遺跡が残っているとは知らなくて楽しみながら見ている」と話す人がいました。
  
23日の福井市の最高気温は28.1度で、9月に入り最高気温が30度を下回ったのは22日に続き2回目です。
  
ようやく漂い始めた秋の気配に京都からの観光客は「すごく快適。京都はすごく暑いのでこのくらいの気温がちょうどいい」と話し、福岡から来た人も「朝が涼しかった。晴れてきたのでよかった」と話していました。    

ただ、猛暑の影響は風物詩にも異変をもたらしています。秋の彼岸のこの時期は例年、ヒガンバナが朝倉氏遺跡の遊歩道を約2キロにわたって赤く彩りますが、今年は花の付きが悪く、まばらです。寒暖差があると開花が進むため、見頃は2週間後だということです。
 
時折、吹く心地よい風に観光客は遅い秋の訪れを感じていたようです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。