県内では低気圧や前線の影響で朝から激しい雨が降り、交通機関にも影響が出た。庄内町では午後5時すぎ、河川のはん濫のおそれがあるとして29世帯に避難指示が出された。

低気圧や前線の影響で、県内では20日朝から雷を伴った激しい雨が降った。
1時間降水量は、酒田・小国が68.5ミリで、小国では9月の観測史上最大となった。
19日夜の降り始めから20日午後4時までに降った雨の量は、小国で113.5ミリ、鶴岡で104ミリなどとなっている。

庄内町千本杉では午後5時すぎ、京田川のはん濫のおそれがあるとして29世帯85人に避難指示が出された。避難所は立川複合拠点施設。
また、鶴岡市などにまたがる藤島川も、氾濫危険水位を超えている。

県内に出されていた警報は、現在全て注意報に切り替わっているが、大気の不安定な状態は続いていて、22日にかけて前線が東北地方に停滞する見込み。

予想される1時間降水量は、20日・21日がいずれも多いところで30ミリ。
21日午後6時までの24時間予想降水量は、多いところで120ミリとなっている。
山形地方気象台は、21日朝から夜遅くにかけ、大雨による土砂災害や低い土地の浸水・河川の増水やはん濫に警戒するよう呼びかけている。

また、20日の大雨で山形新幹線は、新庄~福島間の上下線が午後2時ごろまで運転見合わせとなり、約3600人に影響が出た。21日も正午ごろから最終列車まで遅れや運休が発生する可能性があるとしている。

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