厳しい残暑が続くこの9月、皆さんは「晩ご飯」はどうしているでしょうか。

■都内35℃ 買い物客に異変も

 揚げたてサクサクのコロッケ。北海道十勝産のジャガイモを使った人気の総菜です。

 毎日の食卓に欠かせない「おかず」。全国スーパーマーケット協会の調査では、総菜の売り上げが前の年に比べて最も伸びたのが9月でした。

アキダイ 秋葉弘道社長
「こちらが揚げ物の総菜」

 東京・練馬区のスーパー「アキダイ」の秋葉社長に9月に総菜が売れる訳を聞くと…。

アキダイ 秋葉弘道社長
「この暑さのなかでは揚げ物が非常に売れている。すごく暑い日は『作るのが面倒くさい』と、最初から揚がっているものを買う人が結構、増えた。2割くらいアップ、全般的に」

 9月に総菜が売れる要因は猛烈な残暑です。

 東京・練馬区では20日に35℃を超え、猛暑日に。静岡県では最高気温39.2℃を記録。9月後半で39℃以上になったのは全国で史上初めてです。

■晩ご飯「おかず」何にしますか?

 スーパー「アキダイ」の近くにある直営店で買い物客が昼ご飯や晩ご飯のおかずに何を選ぶのか取材しました。

 売り場にはスーパーの食材を使った手作りの総菜約30種類が並びます。コロッケを2つ買った60代の女性は…。

60代の人
「コロッケを家で作るのは大変。台所はエアコンが効かないので、扇風機を回しながら汗だくで自炊はしている」

 60代と90代の親子は…。

60代の人
「(Q.きょうは何を買った?)焼き鳥とサラダ」

 焼き鳥とマカロニサラダを購入。

60代の人
「節約するなら自分で作った方が絶対良いが、面倒。暑いから面倒。総菜に頼ると思う。お昼でも良いが、夜のお酒のおつまみに焼き鳥は最高」

 一人暮らしだという89歳の女性は焼きそばや天ぷらを買います。

89歳の人
「夏が大好きだけど、この暑さはきつい。実はきのう、ベトナムから帰ってきたばかり。今リハビリに通っているので、リハビリの帰りにあちこち寄って買い物する。そうすると3日間くらいは優雅におかずがある。『暑いからいいわ、きょうは』なんて言っていると、冷蔵庫の残り物をまとめて食べる結果になってしまう」

 猛暑で売れる総菜。きょうの晩ご飯のおかず、あなたは何にしますか。

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