インデックスファンド以上のリターンを得るカギは、個別株投資だ。

(写真:Ystudio / PIXTA)

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日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新。新NISAもスタートするなど、資産運用には絶好のチャンスが到来している。『週刊東洋経済』4月27日-5月4日 合併号の第1特集は「1億円を目指す 資産運用大全」だ。今や資産1億円も夢ではない。※本記事は2024年5月1日6:00まで無料で全文をご覧いただけます。それ以降は有料会員限定となります。『週刊東洋経済 2024年4/27・5/4合併号(1億円を目指す資産運用大全)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

新NISAの成長投資枠なら株式投資が可能だが、何を買えばいいかわからない──。そうした悩みを抱えている人は少なくないだろう。

個別株の銘柄選びに成功すれば、インデックスファンド以上の高いリターンが得られ、資産1億円への近道になる。投資信託とは違い、投資の成果報酬である信託報酬手数料がかからない(売買手数料がかかる場合あり)ことや、商品券などの株主優待が受けられるというメリットもある。

本日から配信する記事では、「旬のテーマ」「半導体・BtoB」「PBR1倍割れ」「(株価10倍が期待できる)テンバガー候補」「高配当利回り」に「高成長・高配当米国株」を加えた6つの視点で、投資の王道的な手法と、具体的な銘柄を紹介する。

株の「儲け方」は2つ

その前に、個別株の基本を簡単に理解しておこう。

ほかの資産運用にも共通することだが、利益は配当金や優待による「インカムゲイン」と、資産の売却益である「キャピタルゲイン」に大別される。前者で安定収入を得つつ、保有銘柄が成長して株価が上がれば後者を狙える。

「株式の種類」も押さえたい。その代表例が、グロース株とバリュー株だ。グロース株は年々売上高や利益が拡大している銘柄で、バリュー株は指標などに割安感があり、業績が成熟期の銘柄が多い。

景気動向に業績が左右されにくいディフェンシブ株と、敏感に反応する景気敏感株という区分もできる。内需が中心か、輸出など外需がメインかでも分けられる。

複数持てば分散投資に

タイプの違う銘柄でポートフォリオを組むことで分散投資になり、景気や為替相場がどちらの方向に向かっても損失を小さく抑えられる。

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