宮城県気仙沼市の港に水揚げした10トン以上のクロマグロの漁獲量などを報告しなかったとして、74歳の漁師が漁業法違反の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは気仙沼市の漁業の男性(74)です。
気仙沼海上保安署によりますと、男性は去年8月から今年5月にかけて、青森県や宮城県の沖合でクロマグロを捕獲し水揚げしたにもかかわらず、農林水産大臣に漁獲量などを報告しなかった疑いが持たれています。
男性は船長の立場で複数の船員と協力して、合わせて10.1トンのクロマグロを22回にわたって水揚げしていました。
クロマグロは資源管理のため国ごとに漁獲枠が設けられていて、漁業法によって漁獲量の報告が義務付けられています。
去年8月ごろ「正規ルート以外でクロマグロを売っている漁業者がいる」という匿名の通報を受け、気仙沼海上保安署が捜査していました。男性は容疑をおおむね認めているということです。
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