9月17日中断された燃料デブリの試験的取り出しは、18日も故障したカメラの復旧作業が行われていて、作業再開の見通しは立っていない。
福島第一原子力発電所2号機では、事故後初めて燃料デブリの取り出しが計画されていて、17日採取に向けた最終調整が行われていた。
しかし、取り出し用のロボットの先端についているカメラから映像が送られなくなり作業を中断した。
東京電力は18日もカメラの通信ケーブルの差し込み部分が損傷していないかなどの確認を行っているが、復旧しないことから作業再開の見通しは立っていない。
燃料デブリの試験的取り出しをめぐっては当初2021年の着手が予定されていたが、ロボット開発の遅れなどでこれまでに3回延期。
8月は着手直前に作業手順のミスが発覚し、約3週間中断された。
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